血統書なんかなくっても【wrwrd】【吸血鬼パロ】

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いつも通り舞台へ出てファンサする

今日はSになれるかがかかっているのでいつもより気合いが入る

まぁ、血の試食会で認められるかだから気合い入れても仕方ないんだけどね

「ここで本日のメインイベント！かの有名なＮｏ．167の血が飲めます！5万から！」

手は上がるがあまり伸びが良くない

有名って言っても血統書がない普通の人間だからね

？「試しに何処か傷をつけてみてくれないか？」

一番後ろに座る怪しいローブを被る男がそう言った

「そう言われましても商品なので…」

？「…」

「ですがお客様からの願いでしたらお応えさせていただきます！！」

チラッと男が顔を見せるとスタッフの態度が急に変わった

え！！絶対強キャラじゃん！！

見た目からしてそうでしょ！！

隣に青髪碧眼イケメン！？

なんかメガネしてるけどチャラそう

その人が横で楽しそうに話してる

もしかしてあの人に誘われていつもは来ないAの会場へ…みたいな！？

最高じゃん…

「どうする？自分でするか？」

you「自分でするよ」

スタッフから綺麗なナイフをもらう

痛いのは嫌なのに

仕方ないこれもファンサの一部

そう腹を括ってにっこりと微笑んでから腕を切る

you「ｯ…」

痛みで顔が歪む

いけないいけない！アイドルなんだから笑顔でいなきゃ！

切ってみたけどこれだけで分かるもんなの？

おぉ…とどよめきが起こる

これはいいってコトなのかな？

すると数人の人が私目掛けて飛んできた

you「え！？うわっ、危な！？」

スタッフのひとに押され伏せた為なんとか避けれた

眼が据わってらんらんとしている

あ、これダメなやつだ…

喰われる…

本能で分かった

あの眼は駄目だ

また飛びかかって来る

どうすることも出来ず目を瞑る

イケメン…助けて…

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