悪女でもなけりゃ総統の嫁なんて出来んわ

恋敵爆誕 ページ13

gr「A、助けてくれ…」

突然呼ばれたから何かと思って駆け付けたらゲッソリグルッペンが居った

you「え、どうしたん？」

めちゃめちゃやせ細っとるやん

トントンに粛清されたんか？

gr「Ｂ国の姫様が俺と結婚できなければ戦争を始めると大騒ぎしているんだ…」

you「は？」

え？

まじでこの世は物好きしか居らんのか？

多過ぎて最早常識なん？

私だけがグルッペンのいいとこ知ってると思ってたんに…

みんななんかいいとこ見つけて惚れとるやん…

gr「もちろん結婚する気はないゾ！だからそんな悲しそうな顔するな」

you「分かっとるけど…なんでグルッペンがモテるんや…」

gr「総統の伴侶と言う名に惹かれているだけだろう、俺の事を何も知らない奴が」

you「私は何で惹かれたと思っとるん？」

gr「俺の全てだろ」

いつも冷静で的確に相手の心情を読み取るグルッペンやけど私のことになるとガバガバになるんよな

的確なのは間違いないけど

tn「イチャついとるとこ申し訳ないけど姫様乗り込んできたで」

行動力の鬼やんけ

怖

gr「仕方ない…トントン応接間に通してくれ、Aは同席してくれ」

you「ええんか？私油にならんか？」

結婚したい男の嫁来たら火に油やろ

gr「人の気も考えないで国力ちらつかせ暴れ散らす品の無い姫様には油掛けるくらいが丁度良いだろ」

you「ええんやな？」

gr「ああ、遠慮なくぶちまけろ悪女様」

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