三十四話 ページ37
屋上
「おいシッマ、試合勝てたんは俺らの応援のおかげやろ?」
「お前らに応援されんでも勝てたわ!」
「わざわざ行ってやったんやぞ、感謝せぇよ!」
ゾムがボソッと「ロボロが一番声出てたやん」と呟く。
「にしても、トントンまで来んのは意外やったわ」
「トントン先輩、仕事大丈夫だったんですか?」
首を傾げてヒロインが聞くと、トントンは頬張りながら頷く。
「はぁ〜〜〜…」
「どうしたん、大先生?」
「さっき女に振られて気ぃ悪いねん」
「いつものことやん」
「それは…」
ヒロインは少し考え込むと、「一途にならないの?」と聞いた。
ウツは目を細めて、首を振る。
「ならへんよ。そんなことせんでええくらい惚れた女がおったらちゃうけどな」
「そっか…」
ヒロインは、上の空で弁当を食べ終えた。
誰にも聞かれない声で呟く。
「…今の、好感度どうなったんだろ…ウツくん見ないとわかんないのか、好感度。私にも見えたらいいのに」
「?…なんかあったの?」
「あ、何にもないですよ」
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なな - 更新!ありがとうございますまぁぁぁす!! (5月12日 19時) (レス) @page48 id: cffe520b59 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 華斗さん» ありがとうございます!話が浮かんだ時に書くので更新はまちまちですが頑張ります! (4月24日 18時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
華斗(プロフ) - 好きすぎて毎日拝見しています!応援してます!! (4月23日 12時) (レス) id: bd626aa164 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 石さん» ありがとうございます!夢主ちゃんもヒロインちゃんも喜んでると思います💪 (3月20日 9時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
無名 - ーーーさん» ありがとうございます!?そう言ってもらえて嬉しいです🙏 (3月20日 9時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 | 作成日時:2024年3月17日 18時