検索窓
今日:341 hit、昨日:1,688 hit、合計:70,160 hit

三十四話 ページ37

屋上

「おいシッマ、試合勝てたんは俺らの応援のおかげやろ?」

「お前らに応援されんでも勝てたわ!」

「わざわざ行ってやったんやぞ、感謝せぇよ!」

ゾムがボソッと「ロボロが一番声出てたやん」と呟く。

「にしても、トントンまで来んのは意外やったわ」

「トントン先輩、仕事大丈夫だったんですか?」

首を傾げてヒロインが聞くと、トントンは頬張りながら頷く。

「はぁ〜〜〜…」

「どうしたん、大先生?」

「さっき女に振られて気ぃ悪いねん」

「いつものことやん」

「それは…」

ヒロインは少し考え込むと、「一途にならないの?」と聞いた。

ウツは目を細めて、首を振る。

「ならへんよ。そんなことせんでええくらい惚れた女がおったらちゃうけどな」

「そっか…」

ヒロインは、上の空で弁当を食べ終えた。

誰にも聞かれない声で呟く。

「…今の、好感度どうなったんだろ…ウツくん見ないとわかんないのか、好感度。私にも見えたらいいのに」

「?…なんかあったの?」

「あ、何にもないですよ」

三十五話→←三十三話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (154 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
500人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 学パロ , 乙女ゲーム
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なな - 更新!ありがとうございますまぁぁぁす!! (5月12日 19時) (レス) @page48 id: cffe520b59 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 華斗さん» ありがとうございます!話が浮かんだ時に書くので更新はまちまちですが頑張ります! (4月24日 18時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
華斗(プロフ) - 好きすぎて毎日拝見しています!応援してます!! (4月23日 12時) (レス) id: bd626aa164 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 石さん» ありがとうございます!夢主ちゃんもヒロインちゃんも喜んでると思います💪 (3月20日 9時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
無名 - ーーーさん» ありがとうございます!?そう言ってもらえて嬉しいです🙏 (3月20日 9時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無名 | 作成日時:2024年3月17日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。