ヒロインかと思えば、親友ポジでした【d!】

二十八話 ページ31

「それでは、100m走から……」

司会の人が進行をする。種目決め。

もう余ったやつでいっか……

運動好きなシャオロンは積極的に手を挙げている。

ちなみに、怪我をする可能性のある種目もある。

怪我をするのは良くないことだけど、しんぺい神先生とのイベントがあったりする。

何にするか悩んでいると、いつの間にかいっぱいになった種目ができている。

人が多いものってことだし……綱引きかなぁ……
種目に参加する人が多いので、そりゃ攻略対象も多い。

綱引きに出る攻略対象は、意外と力の強いロボロとトントン先輩と…うちのクラスはいなかった。
コネシマ先輩が掛け声みたいな感じだった。
手を挙げようとした直前、綱引きは男子が多く出ていることに気づき、慌てて引っ込めた。
負けたら女子が咎められるやつじゃん。まず女子がいなかったら意味ないけど。

コネシマ先輩に興味はないけど、咎められるのは嫌だからやめよ。

ヒロインはリレーに推薦されていた。

ヒロインは推薦種目の他に、玉入れに挙げていた。
ウツがいるところ。まあ、そりゃそうだろな。

私は迷った末、結局障害物競走にした。

やはりゾムも挙げてた。

男子2人、女子2人。補欠が1人ずつ。

女子はゾムと一緒の種目なのが恐れ多いかなんかの理由でいなかった。

だが、私が挙げると簡単に埋まった。

そんな、ゾムが興味持つのヒロインの種目ぐらいだと思うよ。

あと、なかなか決まらなかったので大玉転がしの補欠にも入った。

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