今年最大の喜び ページ24
チーノの言葉を今か今かと待つ。
チーノはそんな不安そうな私を見て溜めるに溜めた。
『いや、ちょ、早く言ってくれない…！？』
ci「…ははっ、やっぱ先輩って面白いっすね。大丈夫ですよ、俺からは全然変な匂いとかした事ないですから」
『面白いのかどうかは知らないけどしないなら良かった…』
ci「付け加えとけばめちゃめちゃ女子特有のええ匂いってやつですね」
『いやそこまでは聞いてない』
ちなみにこの間チーノはずっとニコニコしてました。
貼り付けたとかそういう類のものでもなく、冷やかす笑みでもなく。尚更私を元気づけようとしたのだろうか。
これが病気マジック…？？？
ファンタスティックすぎるだろ(？)
そんな様子のおかしい彼らと無理やり別れを告げ、私は1人放送室の中に入った。
明らかに放送する時間が遅すぎて、また私がなにか巻き込まれた説を私の友達同士で話していたそう。
何この優しい世界。
そう思いながら昼休みを過ごした。
＿＿＿
放課後
あっという間に放課後を迎え、廊下を歩く私。先程まで先生に頼まれものをして遅くなってしまった。
そして教室に入る。
そんな時だった。
山「あ、Aさん！風邪は大丈夫だった…？」
『あ、え、山下くん！？』
入った瞬間、教室で私に話しかけるのは同じクラスの山下くん。心配そうにしながら私に近づく。
山「ごめんね。本当はもっと早く声をかけたかったんだけど…なんせ、ちょっと…周りの人で……話しかけにくくて…」
『あー……』
恐らく山下くんが言いたいのは、彼ら(コネシマ、鬱)の事だろう。今日はいつにも増して癒着されており、誰にも近づけさせないオーラが私にも伝わった。
そりゃあの状態で話しかけに行ったら灰とともになって消えるだろう。
『えっと……ごめんね』
山「え、いや！Aさんが謝ることじゃないから気にしないで！？…あの、ところで大丈夫だった？」
『うん、今は元気いっぱい。心配してくれてありがとう』
なんなら心配してくれる中で1番の喜びぐらいだ。私にも生徒会の彼ら以外にお友達がいます…！！
そして1人喜びをかみしめていると、山下くんから
山「そういえば今から帰るの？」
『あ、うんそうそう。これから帰るところ』
山「それなら僕も一緒に帰っていい…？今日ちょうど部活無くて。Aさんが休んでた時の話をしたいから」
『ぜひ！！！』
即答だった。
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ふらんすぱん - 大好きです！ (4月29日 10時) (
レス) id: 37d11ec695 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - 初めから今まで一気に見てしまいました！！本当に面白すぎます！！ニヤニヤしてみました！！これからも応援してます！！ (1月15日 20時) (レス) @page30 id: 234b29bb43 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - んふふふ好きです！！これからも無理せず頑張ってください (12月28日 6時) (レス) @page27 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - お、山下くん？もっといけ！山下くん！！！(もうこの回で山下君推しになった)(でもzmさんも好き) (12月26日 10時) (レス) @page26 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - あらあらあらあら…？山下くん？これは？おっと？ (12月18日 5時) (レス) @page25 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーりんち | 作成日時：2023年10月12日 12時
