【d!】不良を買い取りました！2 (ページ4)

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54話※ ページ4

放課後

某スーパー

「…」

初日の練習はなんとか過ぎ去った。
ペ神サンに引き止められた気がしたけど、
それにも反応できない頭の熱さ。
体が言うことを聞かない感覚
暑い痛いいたい

最後の方は何を言っているのか
誰が何をしているのかわからなかった
…耐えないと

コネシマに任されたものは、
甘くないアイスコーヒー、アイス、
ジュースにお茶、氷

ま、予測はしていたけど冷たいな

───
コネシマの家

kn「おー、買ってきたか」
「言われたものだけだけど」
「はいおつり」

kn「それはやる。チップ」
「いらんkn「雇い主の言うことは聞け」
「…あざっ、す」

「時間。帰るね」
kn「アイス食わんの？」
「それはあんたの」

kn「特別に食ってええよ」

結局時間余ったからと、風呂掃除を
こなしたAは火照っとる
俺やシャオロンより代謝が悪い体
やからキツそうやな

なのにオアシスのアイスを断り
《次の仕事》に行くらしい
俺以外にも家事代行してんのか

kn「次の仕事も、これなん？」
「…まぁ、そんなとこ」
「じゃ…あ、」

「アイスは1度溶けたらもう凍らしたらダメだよ」
「コネシマは今日汗かいてたからちゃんと
塩分とれよ」

「じゃ」

kn「…」

お前が言うなよ…

…Aと俺の家庭環境は違うが
酷いのはお互い様。寧ろAの方が
経済的負担も大きい

…Aを助けられるのは俺だけや
俺だけが、アイツを理解出来んねん

kn「絶対、俺の手の内にいれたる」

───
夜

os「汗は、しょっぱいね〜」
「汚い」

os「Aのなら、きれい」
os「今日俺、バックがええ」
「わかった」

os「…」

照明をくらくして、
Aが濡れているのを確認する

細い体、体質も環境の結晶
数年間いろんな人間に体を
委ねたせいで俺の知らないところで
開発された体

好きな声、Aの匂い
行為中は甘えた恋人のように
喋りかけてくれるところ

全部好き

os「ガチ恋ってこういう事なんやね」

Aの気を飛ばすまで
営んだあと1人で呟いた。

やはり君が好きだ。
将来はお迎えしたい。

俺だけの君になって欲しい

os「…この独占欲すら、俺にとっては罪なのやからなぁ」

現実は世知辛いもんよ