【d!】不良を買い取りました！2 (ページ23)

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123話ページ23

翌朝

「…」

筋肉痛の足にムチを打って
用意しておいた服をはおる。
こないだグルッペンさんに買ってもらったのとか
ペ神さんに買ってもらったのもあるから
服に困ることは無いな

「…いｯ…」

アシイタイ…

───
街

？「やぁ、A、…ま、待ってたよ」
「はい、行きましょうか」

今日のお客さんは、仮初のデートをご所望
体の関係がないだけ楽な仕事だ。

デートなんてした事ないのに、上級者
ぶってこの人を沢山褒めて、お菓子を食べて

恋人のフリをして、

これでおかねがもらえらんだよな、
凄いわ

？「A、あのさ」
？「き、きみにほんものの恋人って、いいるの？」
「えー？いた方がいいんですか？」
？「い、いや…はぐらかさないでよ、」
「今の時間は貴方が恋人でしょ？」

「野暮なこと聞いちゃだめだぞ」

───
夕方

？「A、…今日は紐で縛ってしようと思うんだ」
「素敵ですね」

───
夜

？「あ、あのさ…お金以外でもあって欲しい、んだけど。」
「君が俺の心を奪えたら考えてあげる」

───
深夜

？「Aは、俺がいないとダメだもんねぇ」
？「欲しくなっちゃうもんねぇ」
「うん……」

───

帰り道

「…ふぅ」

日曜日ともあり一日中人と接して
疲れた。茶封筒を撫でながらアパートに向かうが
足が重たい。

体痛いな、流石に湿布くらい買うか。？

「…湿布代でちるに何か買えるもんな」

勿体ない。気力でなおそ

？「やぁ、学生が1人なんて危ないじゃないか」
「…」

知らない男。知らない匂い
そいつは、俺の腕を捕まえ
警官気取りで夜分は危ない。と
どこかに連れていく

？「お家に連れて行ってあげるよ。美味しいご飯もある」
「…金はあんの？」
？「お金なんて、ウチにくればそんなの必要無くなるよ」

「…」

たまにいる。こういうバカみたいな奴
夜分に出歩いている顔の良い奴を
1晩泊めさせて体の関係作って
朝になればなぁなぁで帰す

金ももらえんのに無意味だ

「金があんなら、抱かれても良かったけど」
「生憎、ボランティア精神ないんで」

「離せ」

？「はｯガキがなに抵抗してんだよ」

───

？「いｯた、たすけて…」
「はぁ…はぁ…」

「二度とすんなよ。クソジジイ」

「…」

今回は1人のオッサンだったから
倒せた。次は、？
もし大人数だったら？ごつい奴なら？

…

将来に不安、というより
目の前の闇に不安、しかない